骨盤ケアで「なりたいカラダ」を手に入れる
2017年02月01日

私がダンスエクササイスのインストラクターとして活動していた20代は、しなやかに伸びない固い手足に、またぺたんこのおしりを自覚して、どういうふうにその欠点をカバーしようかと模索していた時代でもありました。
鏡に映る「普通の体型」。「どうすれば、自分のなりたいカラダになれるのだろう」と思い続けていたある日、「私の欠点は腰じゃないか?」 と気づいたのが、骨盤研究を始めるもう一つのきっかけでもありました。
腰の中心である骨盤のケアを実際に研究し始めたのは、30代が近づいて来る頃でした。
勉強したことをエクササイズに活かすべく実践の試行錯誤をしているうちに、出産後スッキリとは戻らなかったおなか周りがグッとくびれ、おしりの形も変わりました。
さらに疲労からくる肩こりや肌のトラブルも軽くなったのも実感しました。
忙しい毎日でしたが気持ちは安定し、毎日上機嫌で仕事や私生活をこなしている自分に気づいたのです。
こうして「なりたいカラダ」を手に入れたと実感できたのは30歳を過ぎてからでした。
そして更年期と呼ばれる、女性にとって難しい年代に入ったいま、若い時とかわらない軽くしなやかなカラダと動き、そして何よりも常に絶好調の肌を保っていられるのは、骨盤周りしっかりケアしながら月日を重ねてきたからだと思います。
自分が「骨盤」を強く意識して、セラピストを続けさせていただいているせいか、人に対しても、「腰から発しているようなエネルギー」を感じることがよくあります。
仕事上、たくさんの方にお会いし、カラダに触れる機会があります。
そうした方々の中にエグゼクティブやVIPといわれる方もたくさんいらっしゃいますが、その「腰から発しているようなエネルギー」というのは、ご自分の才能を活かして事業をされている方や、何事にも熱心で前向きな方、目的に向かって邁進していられるような方たちから感じることが多いように思います。
それを言葉で表現するなら「ハラを決めている」「ハラが据わっている」「ハラをくくっている」、というのでしょうか。
おなかのあたりから強いエネルギーを感じるのです。
またそういう方たちは腰の位置が起きて高くなっています。
この「腰が起きて高くなる」というのは私の感じたままの表現でして、わかりづらいかもしれませんが、腰とお腹は相乗してチカラを生み出すのだと思います。