そもそも骨盤とは?その重要な役割
2017年01月11日
今日は骨盤のメカニズムと、体調・体型に与える影響についてご説明します。
骨盤は、仙骨(せんこつ)、腸骨(腸骨)、尾骨(尾骨)という3つの骨からできています。
体の中心に位置しており、骨盤が支える背骨、あばら骨、肩甲骨、頭蓋骨などの人間の姿勢を支える土台、という大きな役割があります。 その土台である骨盤のバランスを整え、機能性を高めることで、体のさまざまな部分にいい影響を与えることができます。
また、骨盤は他の器官に影響を与えるだけでなく、土台ゆえに逆に他の器官からの影響も非常によく受けるパーツでもあります。
骨盤は大きく分けて、仙骨(せんこつ)、腸骨(ちょうこつ)、座骨(ざこつ)、恥骨(ちこつ)という4つの骨からできています。
この4つの骨同士の間にはわずかな隙間があり、呼吸をするたびにその隙間が緩んだり締まったりして骨は動いています。そのため、年月をかけて形が変わったり、偏り(ゆがみ)が生じることもありますが、骨盤の可動性(動かせる範囲)が高い人はその骨の動きによって、外からの圧力や衝撃を緩和させ、自在に体を動かすことができます。
「呼吸をすることで骨が緩んだり締まったりを繰り返している・・・」
この人体のメカニズムがとても重要です。
日常から運動習慣が無く、背中を丸めたような姿勢が続くと呼吸が浅く短くなり、息が詰まるような感覚になります。すると、呼吸が上手くできていない体は骨も緩んだり締まったりする動きが小さくなってしまうため、骨盤の変形や偏りが定着してしまい腰痛や股関節痛、肩こり、生理痛などの不定愁訴へつながってしまうのです。
特に若い女性では、腹筋力の低下から背中が緊張しすぎて腰が反り返ってしまっている方を多く見かけます。
腰が反りすぎる方は骨盤が極端に前傾しています。
骨盤は前傾すると腸骨(腰骨)が外側広がってしまうため、いわゆる「骨盤が開いた」状態になります。
骨盤が開くと、そこに上から内臓が下垂してきてしまうため、どんなにダイエットをしても下腹部だけが痩せない・・・という体型の崩れが起きてしまうのです。
ピルビスワークは、この骨盤と後頭骨を連動させた呼吸法を軸にした一連の運動で、骨盤の可動性を高め、骨盤を正しい位置で支える筋力を育て、本来の体調・体型を取り戻す力を上げます。
どんなダイエット法をやっても、どんな運動をしてもなかなか成果が感じられない方は一度ピルビスワークをお試しください。